ワセリン

わたし、肌が弱いんです。

小学生の頃は、給食当番は薄めた消毒液の中に手を突っ込むじゃないですか、あれで手の甲の皮膚がボロボロになっていました。

夏に汗をかけばあせもがひどかったですし、かなりいい年になるまでシッカロールを使っていました。

10年くらい前から上腕に湿疹のようなものができて痒くてバリバリ搔くようになり、医者に診察を受けたら、乾燥肌と診断を受けました。これが薬を塗っても中々治らないんです。それで医者に行くのが億劫になってしまうんですよね。

ただでさえいろいろ持病があって毎月結構な医療費を払っているので、皮膚科どころじゃない、みたいな気になってしまうんです。

一方で、寒くなるとというか空気が乾燥してくると、指先があかぎれになってきます。

で、こちらは少し前からワセリンを手に塗るようにしています。

そこでワセリンの塗り方なんですが・・・。

ワセリンと聞くと、わたしはボクサーが瞼の上とかを切って出血したときにセコンドの人が傷口に塗っている光景を思い浮かびます。

かなりベットリ塗りますよね。

ああいうイメージで塗ると乾かなくて、触るものみんなベトベトになってしまうんです。

そもそもあかぎれで皮膚が裂けたところに水絆創膏を塗るような感じで塗っていました。そうすると傷口がふさがるかなと思って。

でも、どうやらそういうことではないらしいことに気がついてきました。

ワセリンは、皮膚の保湿力というのか乾燥を抑えて、皮膚が引きつらないようにするのが本来の作用なのだと気づいたんです。

あかぎれで皮膚が裂けるときって「バチッ」て音がしたように感じるときがあります。

それでも相変わらずベットリ塗っていました。

最近、使っていたワセリンが少なくなってきたので新しいのを買いました。そして箱に書いてある能書きに偶然目がいったのですが、そこに書いてあったのは「できるだけ薄くこまめに塗り」という文言でした。

ああそう言うことだったんだ。薄く塗れば乾くのも早い、でも乾燥しすぎないようにこまめに塗る。それが正解だったんですね。

大いなる誤解に気づいた瞬間でした。

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